2000年09月20日 |
昭和電工、上海に現地法人を設立~中国市場におけるゲート・キーパーに |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は20日、グループの中国における事業支援活動を強化するため、16日付で上海に現地法人「昭和電工(上海)有限公司」を設立した、と発表した。 同社は1998年、有機化学品を中心とした中国市場の開発を目的に、上海駐在事務所を開設している。その後も、中国市場の拡大が続いていることにともなって、同社の事業部門だけでなく、グループ企業の同国における事業活動も活発化しており、上海駐在事務所の活動支援も多岐に亘るようになっている。 また中国はWTO加盟も目前となっており、同国において昭和電工およびグループ企業の活動がさらに重要性を増し、強化されつつある。こうしたニーズに対応するため上海現地法人を設立、中国市場における昭和電工グループの「ゲート・キーパー」に位置付けることにした。 上海現地法人の概要および中国における昭和電工グループの事業概要は下記の通り。 [現地法人の概要] 社名:昭和電工(上海)有限公司 資本金:30万米ドル 出資比率:昭和電工100% 董事長:松原博(非常勤、昭和電工常務) 董事・総経理:吉田保 所在地:上海市外高橋保税区華京路8号819室 従業員数:当初数名(うち日本人1名) [昭和電工と中国との取引](※現在は駐在事務所を通していない) 取引額:年間約100億円 輸出:石油化学製品(酢酸エチル、酢酸ビニル等有機化学品、オレフィン)、人造黒鉛電極、半導体向け特殊ガス、化合物半導体等 輸入:レアアース磁石原料、セラミックス研削材等 [中国における昭和電工グループの事業] ・合茂塑膠(蘇州)有限公司:1993年設立、家電、OA機器向けプラスチック射出成形品の製造販売 ・上海駐在事務所:1998年設立 ・上海昭和特気浄化工程有限公司:1999年設立、半導体製造用特殊ガス除外装置の製造販売 |