2016年03月30日
2月の鉱工業生産指数6.2%低下、化学は2カ月連続減
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した、2月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比6.2%低下の93.6、出荷4.6%低下の93.5、在庫0.1%低下の112.0だった。

製造工業生産予測調査によると、3月は前月比3.9%の上昇、4月は5.3%の上昇となった。
基調判断として「生産は一進一退で推移している」を据え置いた。

業種別では、2月は自動車などの輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、プラスチック製品工業、化学工業(除、医薬品)など15業種のうち13業種が低下し、上昇したのは石油・石炭製造工業と窯業・土石製品の2業種のみだった。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比2.3%低下の93.0、出荷3.0%低下の89.9、在庫0.6%低下の110.4、在庫率は1.9%低下の121.8だった。生産は2カ月連続のマイナス、出荷は2カ月ぶりの低下となった。

プラスチック製品工業は生産が前月比5.0%低下の95.0、出荷5.3%低下の93.2、在庫0.0%の111.4、在庫率は0.6%上昇しの114.1だった。生産、出荷とも2カ月ぶりのマイナス。