2016年04月11日
理研など、超伝導磁石の世界最高磁場を達成
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所は11日、物質・材料研究機構、ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー、JEOL RESONANCE、千葉大学との共同研究グループが、超伝導磁石の世界最高記録となる27・6テスラの定常磁場の発生に成功したと発表した。

同磁石は、2種類の高温超伝導ワイヤで構成される新開発の高温超伝導コイルと、低温超伝導コイルを組み合わせる新しい設計方法によって実現した。これにより、共同研究グループが開発を目指す「高磁場でありながらコンパクトなNMR(核磁気共鳴)装置」の実現に一歩近づいたとしている。

この研究成果は、科学技術振興機構(JST)の研究成果展開事業・戦略的イノベーション創出推進プログラムによって得られた。