2016年04月14日
経産省「ロカベン活用戦略会議」設立
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省は14日「企業の健康診断ツール」となる「ローカルベンチマーク」活用のための第1回戦略会議を開催した。ローカルベンチマーク(ロカベン)とは、企業経営者や金融機関・支援機関が同じ目線で会社の経営状態を把握することで、経営状態の変化に早めに気づき、的確に対応していこうという取り組み。

今年3月、ローカルベンチマーク検討会(座長:村本孜・成城大学教授)が中間報告をまとめた。メンバーは日本商工会議所、全国銀行協会、日本政策投資銀行、中小企業基盤整備機構、全国信用保証協会連合会、日本税理士会連合会など26機関で構成。オブザーバーとして経産省、金融庁など7機関が参加した。

検討会では具体的な「企業の健康診断ツール」として、「財務情報」(6指標)と、「非財務情報」(4視点)をデータ入力して活用することで企業の経営状態を把握するとした。戦略会議は今年度中に4回程度の開催を予定している。

■「企業の健康診断ツール」
◇6つの指標 (1)売上高増加率(2)営業利益率(3)労働生産性(4)EBITDA有利子負債倍率(5)営業運転資本回転期間(6)自己資本比率。
◇4つの視点 (1)経営者への着目(2)関係者への着目(3)事業への着目(4)内部管理体制への着目。


ニュースリリース参照
http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160414001/20160414001.pdf