2016年04月15日
積水化学、中国水インフラ事業を構造改革
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は15日、中国での水インフラ関連事業を抜本改革し、新体制を構築したと発表した。(1)子会社「永昌積水複合材料」の保有株式譲渡による清算(2)青島市に合弁会社「青島水務積水科技有限公司」を設立、の2つを実施した。

積水化学は2005年、永昌複合材料(新疆ウイグル自治区)を買収し、中国内陸部で灌漑用大口径の強化プラスチック複合管事業を展開してきた。だが、中国の景気低迷長期化などにより収益低迷が続いていた。
このため、永昌積水複合材料有限公司の保有株式(62・43%)全てを振石控股集団公司に譲渡し、中国内陸部での水インフラ事業から撤退した。

その一方で、水道用管材の大口ユーザーである青島水務集団と新たに合弁会社「青島水務積水科技有限公司」を設立した。資本金は100.1百万元で、出資比率は両社50:50。山東省青島市に本社を置き、従業員数は約80人。水道用管材の製造・販売事業を展開する。また2002年青島市に設立した「積水(青島)塑膠有限公司」は新会社への業務移管後に清算する予定だ。


ニュースリリース参照
http://www.sekisui.co.jp/news/2016/1282078_26478.html