2016年04月19日
東ソー、難燃剤「フレームカット」生産・販売停止
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:東ソー

東ソーは19日、南陽事業所(山口県)で難燃剤として生産してきた「フレームカット110」(デカブロモジフェニルエーテル:DBDE)の生産および販売停止を決めたと発表した。

DBDEは難燃剤として建材や繊維など幅広い用途で使用されてきたが、昨年10月のストックホルム条約 残留性有機汚染物質検討委員会第11回会合(POPRC 11)で、一部に適用除外項目はあるものの、条約上の廃絶対象物質に追加することを締約国会議(COP)に勧告することを決めた。

東ソーはこれを受けて、南陽事業所のDBDE年産1,200トン製造設備を今年末に停止し、17年3月末限りで販売も終了することを決めた。