2016年04月20日
宇田川VEC会長「生産回復したが内需に不満残る」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

5月の総会で任期満了となる塩ビ工業・環境協会(VEC)の宇田川憲一会長(東ソー会長)は20日の“お別れ会見”で「塩ビに対する一時のイメージは払拭された。リサイクルなども進んだ」と前置きしたあと、「だが(需給)数字を見れば、まだまだというところだ」と、感想を語った。
この中で、「塩ビ樹脂のリサイクル化が進み、省エネ分野でも樹脂窓が普及している」と、業界の現状には満足そうな表情をみせた。「だが、数時的に見ると2015年度の国内出荷は、やっと100万トンを超えたというところで当初予想を下回った。輸出が伸びたため生産量はまあまあで何とか済んだ」と、国内需要の現状には不満を見せた。

2015年度(2015年4月~16年3月)の生産量は前年度比12%増の159万6500トン、国内出荷は1.5%減101万トン、輸出49%増の57万トンだった。国内出荷の内訳は硬質、軟質、電線用のいずれも前年度を下回った。

(注)塩ビ樹脂、モノマーの生産・出荷実績はニュースリリースにあります

ニュースリリース参照

塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1461127816.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1461127816.xls