2000年09月19日
イーストマン、包装用PETの販売能力を強化~3社と提携
合計11万トンをOEM生産/160万トンの供給体制構築
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 米イーストマン・ケミカルは現地時間の18日、包装用PET(ポリエチレンテレフタレート)において世界的なリーディングポジションを強化するため、販売能力を強化する、と発表した。
 これにともないイーストマンは、米TIEPET、インドネシアのPolypet(Polypet Karyapersada)、タイのバンコク・ポリエステルの3社と製造契約協定を締結した。
 協定の詳細は明らかにされていないが、これら3社は長期契約により、既存設備でイーストマンの仕様に基づいたPETを生産、この結果イーストマンの販売能力は年間11万トン拡大する。
 イーストマン副会長で、コンテナープラスチックビジネスのゼネラルマネージャーのA.スミス氏は、「我々は、既存設備を利用してイーストマンのPETを生産できることを誇りに思う」と語った。
 Polypetおよびバンコク・ポリエステルは、イーストマンのEastpakA12を生産、ラテンアメリカおよび東南アジアでサンプル出荷を開始する。またTIEPETは、当初EastpakCM01を生産、10月から北米でサンプル出荷を開始する。これらの製品は、すでにイーストマンの研究室で、飲料用、食物用および食用油容器に適していることが確認されている。
 なおイーストマンハ現在、年産150万トンのPET生産能力を有しており、今回の提携スタート後は160万トン規模に拡大することになる。