2016年04月26日 |
帝人、次世代カメラレンズ用PC樹脂を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人は26日、カメラレンズ用として最高レベルの屈折率と耐熱性を兼ね備えたポリカーボネート(PC)樹脂を開発したと発表した。 スマートフォンや車載カメラ、防犯カメラなどに使われるレンズ用材料は、搭載する機器の軽量化ニーズに応えるため、ガラスより軽い樹脂へとシフトしている。近年では機器の小型化・薄型化、高性能化とともに耐熱性に優れたレンズへのニーズも高まっている。 帝人が今回開発したPC樹脂は、レンズ用樹脂としてトップクラスの屈折率(nd=1・65)と、耐熱性(約150℃)を有し、レンズ用樹脂として最高レベルの性能。 同社松山事業所に量産プラントを整えた。このほどサンプル出荷を開始、今夏中には本格営業に入る。 2020年度にはレンズ用樹脂全体で売り上げ100億円を目指す。 |