2016年04月28日
3月の鉱工業生産、化学工業6カ月ぶり回復
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が28日発表した、3月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比3.6%上昇の96.6、出荷1.4%上昇の94.1、在庫2.8%上昇の115.3だった。

製造工業生産予測調査によると、4月は上昇、5月は低下を予測している。
基調判断として「生産は一進一退で推移している」を据え置いた。

業種別で生産が上昇した業種は、輸送機械(前年比8.8%増)、金属製品(11.9%増)、化学(3.3%増)、電子部品・デバイス(2.8%増)、プラスチック製品(0.8%増)、繊維(0.7%増)など15業種中12業種、低下したのは情報通信(▲1.5%)、石油・石炭製品(▲1.0%)など3業種だった。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比3.3%上昇の96.6、出荷2.2%上昇の92.2、在庫1.0%上昇の111.7、在庫率は0.8%低下の119.6だった。生産の上昇は昨年9月以来6カ月ぶり、出荷は2カ月ぶりの上昇となる。

プラスチック製品工業は生産が前月比0.8%上昇の95.9、出荷0.6%上昇の93.5、在庫0.6%低下の111.5、在庫率は0.68%上昇し115.1だった。生産、出荷とも2カ月ぶりのプラス。