2016年04月28日 |
新日鉄住金化学・3月期、最終赤字59億円 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:新日鉄住金化学 |
新日鉄住金化学は28日、最終損益が59億円の赤字となる2016年3月期連結決算を発表した。 売上高は1,818億円で前期比310億円の減収、経常利益は10億円で同58億円の減益、最終損益は前期の25億円の黒字から59億円の赤字となり、84億円の大幅マイナスとなった。ROS(経常利益/売上高)0.6%。 ニードルコークスは電炉メーカーの減産による黒鉛電極需要の低迷が長期化し、厳しい事業環境が続いた。一方、スチレンモノマーおよびベンゼンはタイトな需給バランスの中で市況は堅調に推移した。 回路基板材料「エスパネックス」は、スマートフォンを初めとする小型・高機能電子機器向けの需要が上期は好調に推移したものの、年度末にかけて減少。ディスプレイ材料「エスファイン」は中・小型の高精細液晶パネルに加え、中国向け大型パネル向けの販売シェアも拡大するなど、年度を通じて好調に推移した。エポキシ事業は電子材料分野における通信インフラや車載向け等に回復の兆しが見られた。 【新日鉄住金化学・16年3月期】単位:億円 ( )前期実績 ◇売上高 1,818(2,128) ◇営業利益 ▲ 3(33) ◇経常利益 10(68) ◇当期純利益 ▲59(25) |