2016年04月28日 |
日本ゼオン・3月期、営業利益298億円 5.7%増 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
日本ゼオンが28日発表した16年3月期連結決算は、営業利益が299億円で前期比5.7%の増益。最終利益は前期を下回った。合成ゴム関連事業は海外向け販売が順調だったが市況悪化の影響を受けた。化成品はタイ子会社が旺盛な需要を背景に好調に推移した。 決算説明した同社の古谷岳夫取締役執行役員は、売上高が期初予想(3200億円)を下回ったことについて「販売数量は84億円増加し、為替変動でも54億円のプラスとなったが、原燃料価格の下落に伴い販売価格が254億円の減収となったのが響いた」と述べた。 来期見通しは、売上高で156億円の減収、営業利益で19億円の減益見通しだが「為替見通しを1ドル105円としたため、その円高分だけで営業利益76億円の減益要因になる」と指摘、実際には営業増益ベースにあると説明した。 【日本ゼオン・16年3月期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前期比% ◇売上高 295,647(△3.9) ◇営業利益 29,856(5.7) ◇経常利益 32,153(3.4) ◇当期純利益 18,079(△5.2) ◇1株当たり純利益 79.86円(84.13円) <2017年3月期・通期(連結)予想> ◇売上高 280,000(△5.3) ◇営業利益 28,000(△6.2) ◇経常利益 28,000(△12.9) ◇当期純利益 19,000(5.1) ◇1株当たり純利益 85.63円 |