2016年05月11日
BASF、自動車流行色「ブルーグリーン」と予測
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF

ドイツ・BASFは11日、アジア太平洋地域における2-3年後の自動車カラートレンド予測を発表した。BASFジャパンの松原千春・チーフデザイナーが同日記者会見して説明した。

それによると、今回のテーマは「パララックス」(多面的な視点)。つまり1つのものを2つの異なる視点から見たときの見え方の違い(視差)のことで、このテーマのもと、65色の自動車カラーを提案した。
説明によると、アジア太平洋地域では、2-3年後に「ブルーグリーン」など、青色の中でも中間色のカラーが注目される。「ブルーグリーンは、90年代半に世界の自動車市場を席巻した色であり、そこに回帰する」(松原千春チーフデザイナー)と指摘した。
とくに日本では、既存の枠組みを超えた新たな価値観や、ライフスタイルが出現する時代を表すカラーとして、ブルーグリーンが象徴的なカラーになると予測している。また、ボリュームゾーンである無彩色においては「シルキーホワイト」や「粗いラメ調のダークカラー」など、特徴ある質感が好まれる傾向を予測している。