2016年05月11日 |
クラレ、米国でEVOH樹脂「エバール」増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは11日、米国法人の100%子会社クラレアメリカ(本社:米国テキサス州)でEVOH樹脂「エバール」の生産能力増強を決めたと発表した。 「エバール」はエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂。ガスバリア性に優れ、内容物の劣化を防ぐことから、最近は食品包装用途だけでなく、自動車ガソリンタンク用途で需要が拡大しつつある。このためクラレでは昨年の欧州に続き米国でも生産能力を増強し、世界最大メーカーの地位を固める。 クラレアメリカでは年産1万1000トンの設備増強を行い、現有4万7000トン設備を5万8000トンに拡大する計画。 エバールヨーロッパ(ベルギー)でも1万1000トンの設備を増強し3万5000トンに拡大するための工事を実施中だ。日本では岡山に年産1万トン設備を有しており、3拠点合わせた「エバール」の生産能力は現有年産8万1000トンから10万3000トンに拡大することになる。 ニュースリリース参照 米国におけるEVOH樹脂<エバール>生産能力の増強を決定 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1462945034.pdf |