2016年05月17日 |
日立化成、ISS車用次世代鉛バッテリーを発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日立化成 |
日立化成は17日、アイドリングストップシステム(ISS)車向けに、耐久性を同社従来と比べて1・5倍に高めた次世代鉛バッテリー「Tuflong G3」を発売すると発表した。軽乗用車向けM-44サイズを先行して6月に発売し、乗用車向けは秋に発売する予定だ。 ISS車に搭載するバッテリーは、頻繁に充放電を繰り返すため、大きな負荷がかかる。これにより、バッテリーの劣化の原因となる電解液の成層化(硫酸イオンが電池下部に沈降する現象)現象が起こりやすく、耐久性が低下する。 同社の新製品は、成層化を抑制し耐久性を高めることができる新型セパレータ(G3セパレータ)を採用し、耐久性1・5倍を実現した。これにより、製品保証を、ISS車用鉛バッテリーとしては業界初の38カ月(距離無制限)保証とした。 また、車両搭載時の経年変化が少なく、エンジン始動を数万回分繰り返した状態でも同社従来ISS対応品と比較して車両の燃費効率が高いことを実証した。 |