2016年05月24日
4月のPS国内出荷、7カ月ぶり前年比マイナス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は24日、4月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。
PSの生産は、昨年なかった定修が今年は2社実施したため、5万2077トン、前年同月比14%減で2カ月連続の前年割れとなった。国内出荷は6万298トン、同1%減でほぼ前年並みとはいえ7カ月ぶりのマイナスとなった。主力の包装用が同3%減となったのが響いた。輸出は3439トン、同36%増で6カ月連続のプラス。出荷総計は6万3737トン、同1%増で7カ月連続のプラスとなった。

一方、SMの生産は14万396トン、同33%減と大幅に減少した。これは、春のプラント定修が多いことと、2月から旭化成ケミカルズが1系列(年産32万トン規模)停止したのが響いた。国内出荷は11万6003トンで同6%減、輸出が3万5080トン、同70%減となった。輸出の大幅減は、定修の集中と昨年5月の日本オキシランの生産停止によるもので、出荷総計は15万1083トン、同37%減となった。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1464070172.pdf