2000年09月14日 |
通産省調べ/名古屋豪雨で一部化学工場に落雷、冠水の被害 |
「生産活動、供給面への影響は少ない」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東亞合成、東ソー、三井化学、三菱化学 |
通産省は11日に名古屋地方を襲った集中豪雨と水害の化学産業への影響を調べていたが、14日朝までにほぼ状況が判明した。 それによると、三井化学名古屋工場に2度の落雷があったほか、東ソー四日市工場では倉庫に浸水などの被害があった。しかし、生産や供給面への影響は少なく、いずれも13日までには復旧を終えたという。工場の被害状況や、影響は次の通り。 ◇三井化学(名古屋事業所) 2度にわたる落雷により買電分の8プラントが停止したが、ビスフェノールAなどうち5プラントは直ちに復旧、食品用フィルムなど残り2プラントは翌12日復旧、最後の1プラント(プリント基板関係)も13日には復旧しており、供給への影響は少ない。 ◇東ソー(四日市事業所) 冠水の被害があり、設備稼働を5%ダウンして様子を見ているものの、供給への影響はとくにない。 ◇東亞合成(名古屋事業所) 工場全体の冠水(設備への被害なし)、落雷による停電があったが、12日13時頃復旧。道路冠水による出荷面への影響はあるものの近日中に復旧の予定で、供給への影響はとくにない。 ◇三菱化学(四日市事業所) 被害および生産活動への影響はとくになし。 ◇ニッサン石鹸(名古屋事業所) 電気系統に被害があり、復旧に13時間要したが、工場設備は問題なく、生産活動への影響はとくにない。 ◇ミヨシ油脂(名古屋事業所) 工場設備に被害なし。 |