2016年05月30日
田辺三菱、糖尿病治療薬で発明表彰・経産大臣賞
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:田辺三菱製薬

田辺三菱製薬はこのほど、発明協会主催の2016年度全国発明表彰で同社が創製した糖尿病治療薬カナグリフロジンの発明が「経済産業大臣賞」を受賞した。同賞は「恩賜発明賞」に次ぐ高位の賞で、同社としては5度目の受賞となった。

今回の受賞は、同社が世界で最初に経口SGLT(ナトリウム―グルコース共輸送体)阻害剤のコンセプトを示し、その後の研究によって、SGLT2阻害剤である「カナグリフロジン」を創製し、米国でファースト・イン・クラスの2型糖尿病治療薬となったことが評価された。現在、世界70カ国以上で承認され、処方されている。