2016年06月02日
三井化学の新規ポリウレタンに「優秀発表賞」、高分子学会
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三井化学
高分子学会の高原 淳会長(左)と三井化学 山崎 聡氏

三井化学は2日、同社が新規開発した世界初のポリウレタンエラストマー「FORTIMO」(フォルティモ)が、高分子学会主催の第24回ポリマー材料フォーラムで「優秀発表賞」を受賞したと発表した。

ポリウレタンの用途は広いが、コーティング、接着剤、シーラント、エラストマーとして使用される市場では有機溶媒を使用せず、薄くて軽い、耐久性に優れる、などが求められている。

「MORTIMO」は高い弾性と耐熱性を有し、無黄変性もあわせ持つため、これらの要請に応えられる。
従来のポリウレタンは成形工程で耐熱性を持たせるため有機溶剤中で加工する必要があったが、「FORTIMO」はそれ自体が十分な耐熱性を持つため、成形工程で溶剤を使用しない。ポリウレタンの大きな課題だった耐熱性と環境対応の両立を実現し、薄膜化、軽量化、高耐久化という本来のニーズにも応えたことが同フォーラムで評価された。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1464833577.pdf


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