2016年06月02日
帝人、安全性・視認性の高いアラミド繊維織物開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

帝人は2日、危険な作業現場で働く人の安全確保に向けたソリューションとして、高視認性衣服の国際規格である「ISO20471」に準拠した新しいアラミド繊維織物を開発したと発表した。

同社は、長期耐熱性や難燃性に優れたメタ系アラミド繊維「コーネックス」を防護衣料向けに提供してきたが、さらに悪天候や暗闇の中でも第三者からよく見分けられる「高視認性」アラミド繊維織物を開発した。

この高視認性アラミド繊維織物は、帝人のアラミド繊維と、小松精練(本社:石川県能美市、池田哲夫社長)の着色技術を組み合わせて実現した。通常の繊維織物よりも鮮やかに発色し、遠く~でも着用している人を目で確認できる。「ISO20471」の基準も満たしている。

帝人では、同織物を製品ラインナップに追加、セーフティーソリューション分野全体で、2020年までに200億円の売り上げを目指す。

同社は6月10~11日、アジア太平洋トレードセンター(大阪市住之江区)で開催される「IFCAA 2016 大阪国際消防防災展」に出展、紹介する。