2016年06月06日 |
中外製薬「アクテムラ」側頭動脈炎にも有効 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:中外製薬 |
中外製薬は6日、スイス・ロッシュが巨細胞性動脈炎(GCA)患者を対象にActemra/RoActemraを評価した第3相臨床試験(GiACTA試験)で良好な結果を得たと発表した。ステロイド単独を6カ月間または12カ月間投与する従来法に比べ、より効果的に寛解を維持することが示された。安全性上の徴候は認められなかった。 GCAは、頭部の動脈に炎症をきたす重度な疾患で、頭痛、頭皮圧痛、顎や腕に痛みを生じやすい。診断が困難で、未治療のままだと失明、脳卒中あるいは動脈がんを起こす可能性もある。また、長期ステロイド投与によって患者の約80%が白内障、糖尿病、高血圧などの副作用を経験している。 患者のステロイド使用を減らすことが医師にとって重要な目標となっている。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1465190585.pdf |