2016年06月07日
富士フィルム、米バイオ医薬受託子会社大幅増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは7日、バイオ医薬品の受託製造子会社、FUJIFILMダイオシス・バイオテクノロジーズ(FDB)が米国メルク社と協業し、受託製造事業を拡大すると発表した。メルク社が保有する20,000Lの大量微生物培養設備を活用し、バイオ医薬品の受託製造能力を増強する。

バイオ医薬品の医薬品市場に占める割合は今後さらに拡大が予想される。同時に受託製造市場も年率8%の成長が見込まれている。

富士フィルムは2011年、メルクの100%子会社で医薬品受託製造を行うMSDバジクス社とダイオシンスの2社の株式を取得し、100%子会社としてスタートさせた経緯がある。FDBは14年、ワクチンや少量多品種生産に強みを有する米Kalon Biotherapeutics,LLCを買収するなど、受託生産事業を拡大してきた。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1465264404.pdf