2016年06月08日
横田・ソーダ工業会新会長「電力料金 安定化を」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:トクヤマ、日本ソーダ工業会
横田 浩トクヤマ社長

日本ソーダ工業会は7日の第68回定時総会で、任期満了に伴う橋本太会長(東亞合成会長)の後任に副会長の横田浩・トクヤマ社長を選任した。新副会長には角倉護・カネカ社長と長谷川淳一・関東電化工業社長が決まった。任期は、いずれも2年。

横田会長は総会後に記者会見し抱負を語った。この中で「エネルギー多消費産業であるソーダ産業にとって電力問題は極めて重要である。とくに、福島原発の事故以来、全国で原子力発電所の停止が相次ぎ、電力料金が極めて不安定になった」と指摘したうえで「電力料金の安定化を求めていきたい」と強調した。

さらに「今年11月に東南アジアクロールアルカリ会議が東京で開催される。これは、日本、韓国、台湾を加盟国とした国際会議で、開催国である日本は万全の態勢で対応していきたい」と語った。
また、ソーダ工業会の重要課題については「橋本前会長が取り組んだ4つの重要課題を踏襲したい」としたうえで、「第1に保安・安全の確保、第2に環境・エネルギー問題への対応、第3に海外活動と連動した環境・安全の確保、第4に積極的な広報活動の展開」を挙げ、この4課題に継続的に取り組む考えを示した。