2016年06月08日 |
BASF、高温超電導ワイヤー試験プラントが稼動 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:BASF |
BASFジャパンは8日、BASFニュービジネス社の子会社、Deutsche Nanoschicht(ドイチェナノシヒト社)がこのほど高温超電導ワイヤーの生産に向けたパイロットプラントをドイツ・ラインバッハに完成したと発表した。 社内で開発した製造プロセスを用いて、高温超電導ワイヤーを試験的に生産する施設で、これまで使用してきたラボプラントの50倍の生産能力を有する。同プラントの稼働入りにより、高温超電導ワイヤーの市場投入に向けた重要な一歩を踏み出したとしている。 超電導ケーブルは従来のケーブルと異なり、電力消費量がほとんどなく、電気を効率的に流すことができる。小さな断面積で大量のエネルギーを搬送することが可能となる。電流搬送能力は銅に比べて10倍~100倍高く、発電機や電気モーターのコンパクト化、軽量化も実現可能となる。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1465351676.pdf |