2016年06月10日
NEDO、クリーン・コール技術実現可能性調査へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は10日、超々臨界(USC)や石炭ガス化複合発電(IGCC)などの高効率石炭火力発電技術、石炭ガス化技術、運転管理技術など石炭高効率利用に関する設備・技術を対象に、海外での日本のクリーンコール・テクノロジー(CCT)の実現可能性調査を開始すると発表した。

アジア新興国や産炭国を中心に国際市場に普及・促進させることで、相手国のエネルギー効率の向上、エネルギー源の多角化を支援し、エネルギー需給の安定、地球環境問題の解決などにつなげる。16年度中に実施する。

■調査・採択テーマ。
▽エジプト・アラブ共和国における電力公社向け超々臨界石炭火力発電所建設プロジェクト :委託先=住友商事、東電設計。
▽カナダ・サスカチュワン州における石炭焚き火力発電所排ガスからの化学吸収法CCUSプロジェクト :委託先=石炭エネルギーセンター、三菱重工業、三菱日立パワーシステムズ。
▽パキスタンにおけるガス化等による未利用炭有効利用プロジェクト :委託先=エネルギー総合工学研究所。
▽バングラデシュ国における超超臨界圧石炭火力IPPプロジェクト案件発掘調査 :委託先=住友商事、サミット・グローバル・パワー。
▽ブラジルにおける高効率石炭火力発電(超々臨界圧発電)プロジェクト :委託先=PwCアドバイザリー合同会社、東京電力ホールディングス、IHI。