2016年06月13日
千代田の海洋資源開発会社、日本郵船が参画
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:千代田化工建設

千代田化工建設は13日、シンガポールの石油・ガスサービス会社、Ezraホールディングスと今年3月に設立した海洋資源開発の設計・調達・建設・据付(EPCI)業務を推進する「EMAS CHIYODA Subsea」(ECS社)に日本郵船が参画することで基本合意したと発表した。

ECS社は海洋資源開発のための特殊船舶を運用しメキシコ湾、アフリカ、アジア等グローバルに事業展開しており、
日本郵船の参画により同社の持つ船舶のグローバルな運航などに関するノウハウが活用できる。

■ECS社の出資比率は以下の通り。
 Ezra  :40%
 千代田 :35%
 日本郵船:25%

四方を海に囲まれたわが国は領海内に豊富に埋蔵されている資源を有効利用しようと、政府も「海洋基本計画」の中で、日本企業の海洋プラント分野への進出が急務と位置づけている。ECSは今後、事業展開を通じて日本独自のエネルギーセキュリティ確保に貢献する。