2016年06月14日 | |
アジレント、第2世代トリプル4重極分析計発売 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:アジレント・テクノロジー |
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アジレント・テクノロジー(本社:東京都八王子市、合田豊治社長)は14日、世界初の多元素同時分析装置「トリプル四重極IPC-MS8800」の第2世代にあたる新モデル「Agilent8900トリプル四重極ICP-MS」を同日から販売開始したと発表した。 従来は困難とされていた硫黄、ケイ素、リンなどの検出下限を引き下げたほか、検出器の高速化によりナノ粒子測定アプリケーションを強化した。 具体的には、新しいイオンレンズ及び真空系の開発や軸加速イオンガイドの新採用により、従来製品に比べて感度を約2倍向上させた。さらに、高速通信システムの開発などにより二酸化ケイ素や二酸化チタンなどについてナノ粒子レベルにも対応できるようにした。また、硫黄やケイ素などを低濃度まで測定でき、従来PPbレベルだった検出下限をPPtレベルに対応できるようした。 同社は、新モデルを半導体分野や学術研究分野のほか、食品、医薬品・バイオ医薬品、化粧品、電子部品、コーティング材料分野にも拡販していく方針。 販売価格は1台約4000万円。年間約50台の販売を目指す。 |