2016年06月15日
ソーラー社、新潟・佐渡島で「営農型発電」実証
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ソーラーフロンティア

ソーラーフロンティア(方針:東京都港区、平野敦彦社長)は14日、新潟県佐渡島に「営農型発電」実証のためのCIS薄膜太陽電池パネルを提供したと発表した。東京大学(国際サスティナビリティ学連携研究機構)が進める再生可能エネルギーと地域の複合利用による地域活性化・低炭素化を目指すプロジェクトの一環。

農作業を円滑にできるよう、ソーラーパネルは高さ2メートルの架台の上に13.5度の角度をとりながら、南向きに設置した。設置したのは10Kw規模の太陽光発電システムで、薄膜・軽量などの特徴をもつソーラーフロンティアの「ソラシス・ネオ」を採用した。年間約11,000Kwhの発電量を見込む。

比較的厳しい営農条件下にある佐渡島北端(鷲崎)地区で遮光率と農作物収穫に関するデータを収集する。日照量の少ない地域に営農型発電を普及させるのが狙いで、現地に土地を所有する一般社団法人「鷲崎から始める佐渡を育てる会」の協力を得て実現した。