2000年09月13日
ソルベイとシェブロンフィリップス、テキサスでHDPE合弁
2002年1Q稼動予定で32万トン設備を新設
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ベルギー・ソルベイの子会社であるソルベイ・ポリマーズとシェブロンフィリップス・ケミカル(CPC)は12日、米国テキサス州のCPC工場内において、折半出資により年産約31万7,500トン(7億ポンド)のHDPE(高密度ポリエチレン)設備を建設することで合意した、と発表した。プロセスにはスラリー法を採用、2002年第1四半期の稼動を予定している。
 今回の合意により両社は、基本設計および最終的な設計、調達、施工について承認した。これにともないエンジニアリング作業をスタートしており、2002年第1四半期の完成・稼動を予定している。また両社は今後、需要動向を見ながら、2005~2007年をめどにソルベイ・ポリマーズのサイトで、第2系列を建設していきたい考え。
 ソルベイ・ポリマーズのDavid Birney社長は、「この新しい形のアライアンスが、ブロー成形市場においてソルベイポリマーズの持つ革新的でコスト競争力のあるソリューションを強化することになる」と語った。
 またCPCのオレフィン・ポリオレフィン事業部長のTim Taylor氏は、「我々はスラリー法技術が市場における最高のHDPE製造技術であり、新設備への投資がその地位を強化することになると革新している」と語った。
 第1期設備の完成により、ソルベイとCPCのポリエチレン(LD、LL含む)生産能力は320万トンを超え、一大グループが形成されることになる。