2016年06月16日 |
昭和電工、LIB用カーボン負極材、能力増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は16日、リチウムイオン電池(LIB)材料用カーボン負極材「SCMG」(商品名)の車載向け需要の増大に対応するため、供給能力拡大を決めたと発表した。2016年末稼動開始をめどに大町事業所(長野県)の生産能力を50%増の1500トン/年に増大するほか中国では委託生産を開始した。 LIBはスマートフォン、タブレット向けなどの小型用途に加えて、電気自動車(EV)向けの大型用途での採用が進んでいる。とくに中国では政府の排ガス規制強化もあり、EV市場が急速に拡大する見通しだ。 昭和電工は今年1月から正極用カーボンコート箔「SDX」(商品名)の中国での委託生産も開始した。低抵抗で正極材料との密着性に優れ、充放電特性が高いなどの特徴を持ち、今後の展開には自信がありそうだ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1466051548.pdf |