2016年06月15日 |
5月のPS国内出荷、前年並み水準維持 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は15日、5月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。 PSの生産は、5万1322トン、前年同月比5%増で3カ月ぶりにプラスに転じた。定修は2社2工場でうち1社は下旬からの停止。昨年も2社2工場で中旬と下旬からの実施だった。 PSの国内出荷は5万4477トンで前年並みを維持しており年初以来ほぼ堅調。用途別にみると、主力の包装用がわずかに前年割れ、フォームスチレン(FS)用と電機・工業用がプラス、雑貨・産業用がマイナスだった。 輸出は2580トンで同90%増。出荷計は5万7057トン、同3%増と8カ月連続のプラスとなった。 一方、SMの生産は17万9498トンで、前月比では2カ月連続のプラス4だが前年比では12%の減少とまだ低水準。国内出荷は11万4505トン、同3%増で3カ月ぶりのプラスとなった。輸出は5万151トンで52%減少。出荷計は16万4656トンで同24%のマイナスだった。 昨年5月の日本オキシラン(41万2000トン/年)の生産停止や今年2月からの旭化成1系列(32万トン/年)の操業停止が生産や出荷に影響を与えている。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1465977612.pdf |