2000年09月12日
チバSC、NAFTA地域で光安定剤の新供給拠点に投資
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ

 チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(チバSC)は12日、今後3年間でポリマー添加剤ビジネスユニットのヒンダードアミン系光安定剤 (HALS) の重要分野に投資していく、と発表した。総額7,000万スイスフランを投じていくもので、光安定剤への拡大する需要に対応するため、現在HALSとその関連の中間体を生産しているイタリアとドイツの欧州2工場に加え、NAFTA(北米自由貿易協定)地域においてHALSの新供給拠点を確立する考え。
 同社の添加剤事業部を統括するラインハルト・ノイベック氏は、「この戦略的方策により、この重要な市場においてユーザーに一層近づき、さらなる柔軟性をもって対応していく。当社は、引き続き世界中で新しい市場を開拓する一方、これらの成長の速い製品に対する将来の需要に合わせ十分な生産能力を確立する」と語った。
 ポリマー添加剤ビジネスユニットは、同社が有している5事業領域の1つで、光安定剤、酸化防止剤、加工安定剤、その他ポリマー業界向け添加剤の世界的なリーディングサプライヤーの1つに数えられている。