2000年09月12日 |
日立化成、中間期・通期の連結および単独業績予想を修正 |
エレクトロニクス関連などの高付加価値戦略が奏効 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:日立化成工業 |
日立化成工業は12日、今年4月25日に発表した2001年3月期中間期・通期の単独および連結業績予想について、修正値を発表した。 同社およびグループ会社の売上高はエレクトロニクス関連製品を中心とした高付加価値製品への経営資源の重点投入などの施策が予想以上に奏効したことにより増加する見通し。特に携帯電話をはじめとした情報通信機器の需要拡大を背景に、液晶ディスプレイ用回路接続フィルム、プリント配線板用銅張積層板、配線板、コンデンサー、リチウムイオン電池用カーボン負極材などが好調に推移しているほか、自動車用摩擦材、粘着フィルム、ユニットバス、家庭用合併処理浄化槽なども売上高の伸長を予想している。 また利益についても、これら高付加価値製品の売上拡大により、大幅増となる見込んでいる。下期は、原材料価格の上昇や製品価格の低下などの先行き懸念があるものの、高付加価値品のさらなる拡大と経営努力によりコストアップを吸収、増益基調を維持していく方針。 なお、中間期連結決算から、従来持分法適用子会社であった日本無機株式会社をはじめ数社が連結対象となるため、売上高および利益が増加することになる。 [2000年(平成12年)9月中間期単独業績予想修正] 修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%) ◇売上高 128,800(125,000)3,800 3 ◇経常利益 10,200(8,000)2,200 28 ◇当期純利益 200(0)200 - [2001年(平成13年)3月期通期単独業績予想修正] 修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%) ◇売上高 262,000(258,000)4,000 2 ◇経常利益 20,700(16,500)4,200 25 ◇当期純利益 6,000(4,700)1,300 28 [2000年(平成12年)9月中間期連結業績予想修正] 修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%) ◇売上高 291,000(268,000)23,000 9 ◇経常利益 21,000(14,900)6,700 47 ◇当期純利益 700(100)600 600 [2001年(平成13年)3月期通期連結業績予想修正] 修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%) ◇売上高 591,000(558,000)33,000 6 ◇経常利益 43,200(30,000)13,200 44 ◇当期純利益 11,000(6,200)4,800 77 |