2016年06月22日 |
大日本印刷など、コンクリート片の剥落防止材開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:大日本印刷 |
大日本印刷、クラボウ、阪神高速技術の3社は22日、コンクリート片の剥落を簡単に防止できる応急処置材を共同で開発したと発表した。トンネルなどの点検時に発見されたコンクリートの浮きなどの不具合個所を、応急的に補修することができる。 大日本印刷が開発した接着剤と、クラボウの高強度ポリエチレン繊維「クレネット」をラミネートし、シート形状にした。外装のPETフィルムを剥がしてコンクリートに貼るだけで簡単に補修できる。太陽光や蛍光灯に含まれる紫外線によって接着剤が硬化する。性能を評価する耐荷試験では約2.5KN(キロニュートン)と、補修に必要な規定値1.5KNを上回っており、応急処置材としての基本性能を満たしている。有機溶剤の含有量が少なく、においがない。環境にも優しいとしている。 さらに実証試験を行い、2016年度中にも「DKーピタットエイド」(商品名)として販売開始する計画だ。 |