2016年06月27日
コベストロ、CO2使用原料からポリオール生産
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:コベストロジャパン

コベストロジャパンは27日、ドイツ本社がドルマーゲンの工場で、世界で初めて原油の代わりにCO2を使用してプラスチックの製造を開始したと発表した。原油の代わりにCO2を20%使用して革新的なフォームの製造工場をオープンした。

コベストロの研究陣はCO2との化学反応を可能にする適切な触媒を見つけるためアーヘン工科大学との共同運営研究機関であるCAT触媒センターと連携してきた。

ドルマーゲン工場では、新タイプのポリオールを製造するためにCO2から得た炭素を使用している。これはポリウレタンフォームの主要原料となる。コベストロは約1500万ユーロ投資して、年産5000トンの生産設備を持つ新工場を穿設した。CO2は近くの化学会社から出た廃棄物を使用している。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1466996436.pdf