2000年09月11日
A&Mスチレン、PS4次値上げは国内SM価格動向を見極め慎重に検討
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:東洋スチレン

 エー・アンド・エム(A&M) スチレンは、PS(ポリスチレン)の4次値上げについて、原料SM(スチレンモノマー)の国内価格動向を見極め、慎重に検討していく方針だ。
 PS国内価格の値上げはこれまで、昨年7月にキログラム当たり25円、同年12月に同15円、さらに今年5月に10~15円と3度にわたって実施されている。その後7月下旬に東洋スチレンが9月1日出荷分から10円の4次値上げを打ち出しているため、A&Mスチレンの動向が注目されていた。
 A&Mスチレンは、これまでも原油およびナフサ価格の動向が見極めにくいことなどから、様子を見ていたが、、今後国内SM価格の値上げ動向を見極め、慎重に検討していくことにした。現在SMのアジア市況はトン当たり800ドルを突破しており、今後国内価格の値上げが実施される可能性が強まっている。
 なお、SMの国内価格は、昨春から今春にかけて4度にわたって実施されており、今度実施されれば5次値上げとなる。