2016年06月30日
三井化学、四日市でも高機能不織布 増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学
サンレックス工業

三井化学は30日、紙おむつ市場の需要の拡大に対応するため、100%子会社サンレックス工業(本社:三重県四日市市、池田俊治社長)に高機能不織布の製造設備増設を決めたと発表した。

増設能力は年産6,000トン。完工は17年11月の予定。現有49,000トンと合わせて年産55,000トンに拡大する。
三井化学が開発し、第48回日化協技術特別賞を受賞した改良プロセスを採用。柔軟性と伸縮機能、通気性に優れるなどの特長を有する。

関連記事(2016年4月13日付)
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/45194


三井化学は不織布事業をヘルスケア領域の中核事業と位置づけ積極展開中だ。名古屋工場に15,000トン設備を着工したほかタイ(ラヨーン県)に30,000トン、中国(天津)に15,000トン設備を持っており、四日市の増設完了後は合わせて年産115,000トンと、高機能不織布としてアジアトップの地位をさらに固めることになる。


ニュースリリース参照

柔軟性と伸縮機能に優れた高機能不織布設備の増設について
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1467263771.pdf

三井化学 第 48 回日化協 技術特別賞を受賞
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1467263771.pdf