2000年09月08日 |
住友ベーク、イソラ社とのフィリピン合弁事業は解消 |
多層プリント基板材料、株式売却 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友ベークライト |
住友ベークライトは8日、フィリピンにもっているドイツ・イソラ社とのエポキシ多層プリント基板用材料の合弁会社「スミソーラ・コーポレーション」について、合弁事業を解消し、同社所有株式をイソラ社に売却したことを明らかにした。 「スミソーラ・コーポレーション」は1997年10月にイソラ社と50対50(資本金4,000万ドル)で設立、マニラ南部にエポキシ多層プリント基板用材料月産13万平方メートルの工場を建設し1999年7月から商業生産に入った。 しかし、同年9月にイソラ社がアライド・シグナル社の積層板事業を買収したこともあって、その後の提携形態や事業運営が折り合わず、協議の上合弁事業を解消することにした。 同社は同製品を静岡工場でも生産しているがアジア展開を含めた今後の運営方針については検討中という。 |