2016年07月11日 |
NEDO、環境アセス期間半減へ実態検証着手 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は11日、風力発電施設等を新設する際に必要な環境アセスメントの手続き期間の半減を目指して実施している事業に加え、効率的な前倒環境調査の実現を目的とした新たな事業に着手すると発表した。 これまで実施されていなかった既設および工事中の風力発電所の環境影響実態を検証し、より重点的に調査すべき点と効率化できる点を把握する。その結果を総括的にとりまとめ、質を落とさず合理的な環境影響評価手法を提案することで、従来4年程度要していた環境アセスメントの手続き期間の半減を目指す。 具体的には、環境影響調査として重点的に実施すべきもの、合理化しても県境に影響がないもの等を総括的に取りまとめ、先行実施している環境アセスメント調査早期実施実証事業を含めた事業の成果とあわせ、2017年度末頃にガイドとして公表し、風力発電事業者等へ広く活用してもらうことで、環境アセスメントの質を落とすことなく手続き期間の半減を目指す。 採択テーマと委託先としては、日本気象協会、東洋設計、電力中央研究所、五島育英会東京都市大学、エオネックスを決めた。事業期間は2016-17年度の2年間。 |