2016年07月13日
積水化学、グループ環境中計、順調に進展
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は13日、グループの環境中期計画である「SEKISUI環境サステナブルプランTake-Off」(2014-2016年度)の2015年度までの進捗状況を発表した。

それによると、2015年度は
(1)「自然資本へのリターンの貢献度」を表す総合指標が、自然資本の利用100に対して76・4と、前年度比11・9ポイント伸長した。特に「環境貢献製品の市場拡大と創出」の増分が大きかった。
(2)「環境貢献製品」は登録件数がエリア貢献や海外市場での新規販売(タイでの省エネ住宅、欧州での防音レールカバーなど)5件、全体では新規登録が15件増の118件となった。
(3)2017年度以降の次期環境中計の方向性をとりまとめ、中長期のGHG削減目標の策定、水リスク対策への取り組み強化と3Rの徹底、シンボリックな保全活動の始動などの課題を抽出した。総じて順調に進展した、とした。

また、環境中計の重要実施項目について2015年度目標と実績をみると、環境貢献製品の売上高比率は目標が47%に対し実績は44・3%、同製品の新規登録は目標10件に対し実績は15件と上回った。緑地の質向上では目標が6・0ポイントアップに対して実績は10ポイントアップで上回った。

なお、サステナブルプランでは、最終年度となる「16年度目標」として(1)環境貢献製品の売上高比率50%以上(2)新規登録件数30件以上(3)GHG排出量削減(国内321・海外459千トン-CO2)(4)エネルギー削減:3%t/t削減(13年度比)、などを掲げている。