2016年07月14日 |
三菱化学、三井造船のゼオライト膜事業で提携 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井造船、三菱化学 |
三井物産、三井造船および同社子会社の三井造船マシナリー・サービス(MZM)の3社は14日、液用ゼオライト分離膜(ゼオライト膜)の販売・製造で業務提携することで合意したと発表した。 MZMが製造するゼオライト膜を三菱化学が全量購入し、米国を中心とする世界市場で独占的に販売する。両社の技術を組み合わせた新たなプロセスの提案も行う。 ゼオライトは触媒や吸着剤などとして使用される鉱物資源の1つ。種類が多く、構成されるシリカとアルミナの比により100種類以上あるといわれる。三菱化学は親水性に優れたA型ゼオライト膜を1998年から製造・販売してきた実績を持つ。MZMとはすでに両社共同開発した脱水システム(ZEBREX)を、大陽日酸が米国で進めるバイオエタノールプラント向けにマーケティング展開するなど親密な関係にある。 バイオエタノールは、CO2排出抑制につながる再生可能エネルギーとして米国やブラジルで生産が盛ん。三菱化学とMZM両社は、それぞれの技術を組み合わせて、積極的に膜事業を展開していく方針だ。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1468462690.pdf |