2000年09月08日 |
通産省、「アセアン対話」で化学産業のIT活用問題も |
シンガポールで11日開催、環境問題でアクション・プラン |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東ソー |
通産省化学課は11、12の両日、シンガポールで第4回「日・アセアン化学産業専門家会合」を開き、各国の化学政策担当者と化学製品の需給や環境・安全対策などについて意見交換する。 同会合は、日本とアセアン各国との経済協力を推進するため1998年10月に発足した「AEM-MITI経済産業協力委員会」の下部組織として設置された。国際的な化学製品の需給動向を各国で共有すること、および環境・安全、技術移転、投資環境などの問題について、わが国の経験を各国と共有することによって、各国化学産業の健全な発展を支援する、などを目的としている。 第4回を迎えたシンガポールでの会合には、わが国から議長の西出徹雄化学課長や真鍋隆化学政策企画室長ら、また民間から土屋隆東ソー専務、大久保淳夫経営企画部部長ら。アセアン側からはシンガポールをはじめ10カ国の代表合わせて20数人が出席の予定。 前回までの議論では、環境問題について各国がそれぞれとるべき政策や技術協力などを盛り込んだ「アクション・プラン」を提出することになっているため、今回の会合ではこれについて承認する。さらにわが国化学企業にとって関心の高い、アセアン各国の化学品関係の統計や、投資環境の整備について意見交換する。 このほか「IT」(情報通信技術)について、化学工業としてどのように利用しているか、などを取り上げることになっている。 2日目の12日は、ジュロン地区のPCS(シンガポール石油化学)工場を見学することにしている。 |