2016年07月22日
カネカ、人工かつら用繊維の米国特許訴訟で勝訴
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは22日、韓国のUNO社および米国のJSB・HAIR Incなど3社を相手に提訴していた、難燃性ポリエステル系人工毛髪用繊維に関する米国特許係争で、勝訴が確定したと発表した。

カネカの特許をめぐっては、2013年11月に米国テキサス州の連邦地方裁判所がUNOなど3社の特許侵害を認め、総額約600万米ドルの損害賠償金をカネカに支払うよう命じる判決を下した。

UNOなど3社は、これを不服として同年12月に米国連邦巡回控訴裁判所(CAFC)に提訴していたが、CAFCは今年4月に連邦地裁判決を支持する判決を下した。

その後UNOなど3社は、期限までにCAFCに再審理を申し立てず、また、米国最高裁判所にも上告しなかったため、カネカの勝訴が確定した。