2002年05月14日
発泡スチレンシートの4月の出荷、11ヵ月ぶりに前年超え
ラミネート用の需要好調で総出荷量が1万110トンに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会がこのほど集計したところによると、同シートの4月の総出荷数量は1万110トンとなった。前年同月の実績を0.5%上回っている。ごくわずかとはいえ、単月の出荷数量が前年同月の実績を上回ったのは昨年5月の1.0%増いらい11ヶ月ぶりのこと。
 
 4月の出荷が前年同月超えとなったのは、ラミネート用が従来にも増して好調で、メーンのトレー用原反の不振をカバーしたため。
 ただしこれに伴う1~4月の累計は3万8,670トンで、前年同期の実績を2.6%下回っている。ラミネート用は1万4,160トンで4.7%増となったが、トレー用原反と一般反の合計が2万4,510トンで6.3%減となったのが響いた。

 同シートの4月の出荷実績は次の通り。かっこ内は前年度月比。
 ▽トレー用原反 = 4,170トン( 90.3%)
 ▽一般反    = 2,140トン(105.4%)
 ▽小計     = 6,310トン( 94.9%)
 ▽ラミネート丼用= 2,750トン(109.8%)
 ▽ラミネート一般= 1,230トン(115.0%)
 ▽小計     = 3,830トン(111.4%)
 合計      =10,110トン(100.5%)