2016年07月28日
NEDO、日本初「ロボット・ビジネススクール」開設へ
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NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は28日、イノベーションによるロボットビジネス創出を目指す人材を育成するため、年内をめどに大阪工業大学内に日本初となる「ロボットサービス・ビジネススクール」を開設すると発表した。

来春同大学梅田キャンパスに開設予定のロボティクス&デザインセンター(RDC)を拠点とし、ロボットでイノベーションを起こすために必要なテクノロジー、デザイン、ビジネス的知見など一体的に教育できる場を形成する。

2016年度は、座学となる基本教育部分をe-ラーニングなどを活用して、動画による教育を提供する。さらに2017年度には、全国各地でRDCの機能を活用して、医療、福祉、モビリティ、インフラといった分野の企業から持ち込まれるロボットシーズおよびロボット事業化の課題を分析・抽出するとともに、デザイン思考による企業、学生、自治体職員などが入り交じったPBL形式(課題解決型学習)のワークショップを全国各地で開催する予定だ。

わが国政府は「ロボット新戦略」で、2020年までにロボット市場を製造分野で現在の2培、サービスなど非製造分野では20倍に拡大する数値目標を掲げている。NEDOはビジネススクールを通じて、わが国ロボット産業の活性化を目指す。