2016年07月29日
宇部興産と三菱重工、子会社の射出成形機事業統合
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産、三菱重工プラスチックテクノロジー

宇部興産と三菱重工業の両社は29日、射出成形機事業で統合すると発表した。宇部興産の連結子会社である宇部興産機械(久次幸夫社長)が、三菱重工の連結子会社、三菱重工プラスチックテクノロジー(久保田浩司社長)株式の85%を取得し、経営傘下に置く。譲渡日は2017年1月1日の予定。

三菱重工プラスチックテクノロジー(本社:名古屋市、久保田浩司社長)は射出成形機の専業メーカーで、資本金は4億5000万円。2016年度の売上高は約100億円。一方、宇部興産機械(本社:宇部市、久次幸夫社長)は、ダイカストマシン、射出成形機などの産業機械メーカーで資本金67億円。売上高は450億円。

宇部興産機械は、2017年1月1日付で100%出資の射出成形機販売会社を設立し、両社の営業体制を一本化する。生産部門は現行のまま運営していく方針。

両社合わせた射出成形機(うち宇部興産分約100億円)の売上高は約200億円の規模となる。統合後はシナジーを最大限活用し2020年には260億円への売上拡大をめざす。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1469767369.pdf