2000年09月07日
東亞合成、工業ガス事業を分社化へ
中部・北陸地区の地域密着型サプライヤーに
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東亞合成

 東亞合成は7日、工業ガス事業を分社化、新会社を設立し2001年1月1日の営業開始に向け作業を開始した、と発表した。
 新会社名は東亞テクノガス株式会社で、資本金は4億円を予定、東海・北陸地区を営業エリアに売上は年間80億円を目標とする。
 工業ガス事業を取り巻く環境は、過当競争による販売価格の低下と深冷分離やPSAによるオンサイト化などにより年々厳しさを増している。同社は東海地区を中心に、酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス、水素、特殊ガスなどの工業ガスを製造販売しているが、事業基盤をより強固なものとするためには地域経済環境の変化に即応できる体制づくりが急務であるとして、今回の決定に至ったもの。
 この分社化により地場産業との密着をさらに強め、きめ細かいサービス体制、迅速な意志決定および組織のスリム化を図り、地域密着型の工業ガスサプライヤーとして、事業基盤の強化を図る。

<新会社概要>
社名:東亞テクノガス株式会社
営業開始日:2001年1月1日(予定)
資本金:4億円(予定)
人員:30名
売上目標:年間80億円
本社:名古屋市中村区
営業拠点:名古屋、富山
営業エリア:東海・北陸地区
事業内容:工業ガスの製造販売
     工業ガス関連設備の設計施工および保守点検
関係会社:中部液酸・名古屋サンソセンター・北陸液酸工業など
     10社に対する東亞合成の持分を引き継ぐ