2016年08月04日
積水化学など4社、下水道管路データバンク設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は4日、下水道管メーカーの管清工業、日水コン、日之出水道機器との4社共同で「一般社団法人・下水道管路データバンク(GPD)」を設立したと発表した。

代表理事には、積水化学工業の福井一晃・環境・ライフカンパニーインフラ土木システム事業部長が就任。9月からサービスを開始する。

下水道管路に関する台帳データは、大都市を中心に地理情報システム(GIS)等を用いた電子化が進んでいる。一方で、システム化の進捗には自治体ごとにバラつきがある。これらの台帳データは、大規模地震等による被災時に、管路の位置や状況を把握し、迅速な復旧を進めるうえで重要な資料となる。

こうしたことから、4社で法人設立の準備を進めていた。設立したGPDでは、自治体の運営する下水道事業のクライシスマネジメントを支援し、被災時の迅速な復旧に貢献していく方針だ。