2000年09月07日
東ソー、台湾に石英加工工場を新設へ
台湾での製造から販売までの一貫体制構築
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東ソー

 東ソーは7日、アジア市場での石英事業を強化するため、台湾に石英加工工場を建設する、と発表した。
 1999年5月に設立したトーソー・クォーツ・タイワンの台南サイエンスパーク内に建設、今年9月8日に着工、設備投資額は約15億円で、2001年5月完工予定。
 トーソー・クォーツ・タイワンは、東ソーグループの台湾における半導体産業向け石英加工製品の製造・販売会社で、1995年に設立したNSG台湾を吸収合併し、台湾における石英加工製品の製造から販売までの一貫体制を構築することになる。
 現在、NSG台湾は、台湾の石英加工製品市場の約20%のシェアを占めている。台湾の石英加工製品市場は、半導体産業の急伸により大きく成長しており、今回の決定はこうした動きに対応するもの。
 同社の石英事業は欧米およびアジアに活動拠点を持ちグローバルなグループ事業経営を展開している。今後さらに事業の拡大を図り、グループの合計売上高を現在の200億円から21世紀早々には500億円規模まで拡大を目指している。