1999年09月13日
協和発酵工業、環境安全レポート1999を発刊
英語版も発行、コスト、排出量をなど数値で明示
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

 協和発酵工業は13日、環境・安全に関する考え方と取り組み状況についてまとめた「協和発酵 環境・安全レポート1999」(日本語版・英語版共A4レターサイズ12ページ)を発刊した、と発表した。
 同レポートでは、同社の環境・安全に関する基本理念や行動指針をはじめ、関係投資額、産業廃棄物の削減(リサイクル)・水質汚濁の防止・大気汚染防止・地球温暖化防止(省エネルギー)・PRTR(汚染物質排出移動登録制度)などの環境保全活動への取り組み、安全・健康の確保、環境保全型技術や製品の開発などについての活動状況を記載している。
 環境に負荷を与える排出物量などの記載にあたっては、指数ではなく、実際の数値を明示し、同社の状況を具体的に把握できるようにしている。
 とくにPRTRの項では、化学業界として排出削減が優先される12の有害大気汚染物質のうち、同社が該当する6物質の排出量を開示し、(社)日本化学工業協会の目標(99年度までに95年比30%削減)を既に達成しているとしている。
 また、環境・安全に関する投資額の項では、コストとして74年以降の関係設備投資額の累計額および関連施設の運転経費を掲載、運転経費は最近10年間で毎年平均30億円強を支出しているとしている。